マーケティングについては、過去の上司Aさんから相当学ばせてもらいました。なんといっても、あのコカコーラの米国マーケティングの要職におられたのですから、本場仕込みというか、まさにマーケティングのプロフェッショナルです。私の中では、製品にしろサービスにしろ常にマーケティング的な考えが、働いています。
話は少しとびますが、私のプロフィールのところで、外資系ばかり3社経験させてもらいました、と書いてあります。今から思いますと、この3社とも絶対に人まねしない、むしろ世の中が一変するものを創造し普及させてきた会社でした。私はそこで働くことのを「悦び」を感じました。同時に会社としても、プライドも感じました。
PHILIPSは古くは”カセット”を、その後”コンパクトディスク”、いわゆるCDをソニーと共に開発しました。BOSCHは自動車関係で先駆的な立場で様々なものを創造し、製品として具現化してきました。ポルシェやメルセデスにはBOSCHの製品をつかわないと、車が動かないとまで言われています。
それらは、どれも世の中を変えたものです。翻って、日本の一流企業と呼ばれる会社はどうでしょう。大手（旧？）家電のH社、T社、P社が市場に投入したもので、世の中が変わったものがあるでしょうか？洗濯機や、冷蔵庫は確かに日本では最初かも知れませんが、世界では最初ではありません。しかも何十年も海外に後れをとっています。
最近では、ダイソン社は日本ではなかった、羽のない扇風機やドライヤー、掃除機。iRobot社などは、ロボット掃除機で家電業界に大きく影響を与え、独創的な製品で市場を席巻しています。
また、日本では独創的なアイディアで、市場を席巻しているバルミューダなどがあります。あまり言いたくありませんが、大手自動車メーカーのT社にしろ最初は海外製自動車の、コピーからスタートしています。コピーでは製品は売れても、そういうものは、真のマーケティングの手法ではありません。
いかに独創的な製品やサービスを創造し、かつそれを実現し世の中を変えられるか、それが真のマーケティングです。
自分のアイディアで、少しづつでも何かを変えて行きたいと思いませんか？
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