「働き方改革」について、継続的な話題になっています。
「働き方改革」そういう言い方で、本当にいいのでしょうか?
私は、「休み方改革」の方が、根っこを捉えているのではないかと思います。
私の勤めていたドイツの会社は、そんなに休むの??、また休み??という
ほど休みを取っています。
しかも祭日とは別に、夏や年末年始に3週間程度は当たり前に休暇を取っています。
ドイツは法律で決まっているので休暇を取らないと、上司が罰せられると
いうことはあります。同時に残業制限もあります。
残業超過分は休暇取得に計算されることになっています。
でも、それにしても効率よく仕事をして、毎日8時間で家に帰っています。
一部の管理職は家でも仕事をしていますが。
私のドイツ人の友人は、朝6時までには出社し、午後3時、4時には帰宅します。
日本はどうでしょう?休暇取得は、上司の手前休みづらいとか、他の人に迷惑が
かかるから取れないとか、休むと出世や昇進にひびくなどといって取れない状況です。
また、外部から電話がかかってきたときに、「〇〇は、本日は休暇をいただいています」
などと平気で言っています。
休暇の取得は、労働者の権利です。会社からいただくものではありません。
どうどうと「〇〇は、本日は休暇をとっています」と言っていいものなんです。
なぜ休暇の取得ができないか?まず、社長が休暇の取得にネガティブだからです。
みんなが休暇を取ったら、売上が下がるんじゃないだろうかとか、お得意様から
叱られるのではないかとかで”びびり”、取締役や部長に暗にプレッシャーをかけて
取れない環境を作っているのです。
過労で社員が亡くなっても、ほとんど自分の責任と思っていません。
嘆かわしいこと、極まりないと思いませんか?日本の経営者なんてその程度です。
社員は「言うとおりに動く駒」くらいにしか考えていません。
例の電通の「高橋まつり」さんの事件は、その際たる犠牲者です。
切ない事件です。
こんなことは、海外の人たちから見たら滑稽にしかうつりません。
日本人てなんて器の小さい人種なんだと、思われています。
経営者は勇気を出して、「働き方改革」という言い方より、「休み方改革」という
言葉で実行してみては、いかがでしょうか?
なんて先進的ないい会社だろうと、逆にいい人財が集まってくること請け合いです。
- テレワーク推進
- 「休み方改革」実行中
- 残業20時間制限(超過分は休暇に組み入れます)
これで、人は集まります。
ただ、社員もこれに甘えてはいません。
「結果を出す」ことに、集中することはMUSTです。
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